大学受験 現代文対策 評論ワード・トピック まとめ

大学受験の現代文において必要な評論ワード・トピックを簡単にまとめています。現代文が苦手な人、得意にしたい人、得点源にしたい人は是非参考にして下さい。ほかにも記事があるので、ぜひ一通り一読を勧めます。どの記事も大学入試を迎えるにあたり知っておくべき知識ばかりです。

「分ける」ことは「分かる」ことである。分けないことには分からないという言い方もできる。

日本の歴史で考えてみると、鎌倉時代とか室町時代といった区分があるが、ではその当時の人たちは「あー今鎌倉時代かー」といって過ごしていたのかと言うとそんなことは無いわけです。

連続した時の中をただ生きていただけでしょう。それを我々はここからは鎌倉時代、ここからは室町時代と分けて理解するわけです。

だらだらと連続する時間と捉えては日本史が理解できないから「~時代」と分ける。しかし、その区分けはただ我々が便宜上作ったもので、「妄想」「物語」程度で、「鎌倉時代」という言葉で、鎌倉時代に生きる人々の生活を全て表せるわけでもない。

ただ「分ける」ことで我々は生き延びてきた。

敵や味方に分けることで生存が有利になってきた。誰が敵で誰が仲間かをハッキリ分けないと生存できなかったのだ。

人間そのものに境界は無くても、生きるには分けるしか無かったのです。

境界は「これにしようと」決めた時から境界になる。

肌の色もそうですね。不思議なもので、肌の色で差別する人はいまだに居なくならないのに、瞳の色で差別する人はそんなにいない。

なぜでしょうか。

いまある境界は全て人間が「理解」のために勝手に作ったもの。そのこと自体を理解することで、こうした枠組みから自由になれるわけです。

多くのことを知る。一方で、その見方は一つの見方に過ぎないことに自覚的で自省的であること。そうすることで、人は人生をより色濃く、豊かに、自由にできると思っています。

だからこそ、人は学び続けるべきだと思うのです。

それが勉強する理由であると思います。中でもこの大学入試の現代文は、良い学びの機会になると思っています。

是非ともテクニックに頼らず、真っ当に向き合い、人生を豊かにしていって頂ければと思っています。

また受験生の親御さんであるパパ・ママに向けた現代文講座もありますので、是非ご検討ください。パパママ現代文という講座です。

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