入試トピックまとめ 中学受験 中高一貫校 国語 適性検査 対策

中高一貫校 中学受験 入試トピックまとめ 国語 適性検査 対策

2020 都立中高一貫校 適性検査Ⅰ

今回のテーマは「違い」についてでした。自分と違うものをどう許容するのか。

文章1において

自分の理解の及ばないもの、自分と異なるものは「気味が悪い」「こわい」と締め出して、遠ざけようとするのは人類に通じる悪いところだ。感情と思考があるからこそ生じる悪癖だが、この気味悪さ・怖さを乗り越えて、相手を真に理解するのに必要なものもまた感情と思考なのだ。なぜわたしとあなたは違うのかを分析する知性と、違いを認め合うための思いやりの感情が不可欠だ。と、筆者は述べている。

文章2にあいて

いろんな生き物を見ていくと、こんな生き方も出来るのか、そのためにこんな仕組みがあって、こういう苦労があるのか、なるほど、それでやっと生きてるのか、とそれぞれであることを理解する。それぞれの生き物の生き方に正解など存在せず、それぞれに生きる理由があり、どちらが進化しているかどちらが上かという発送も無意味だ。これは人間にも当てはまることだろうと筆者は述べている。

これら2つの文を読んで、メインの問題に答える。

一つ目の問題は、違いがなく、皆が同じになってしまったら、どのような問題が起こると思うか。

二つめの問題は、これからの学校生活の中で「ちがい」を生かして活動していくとしたら、どのような場面でどのような言動を取るか、答えなさい。

という2問でした。

この「ちがい」というテーマは中学受験、中高一貫校では本当によく出るテーマです。理由は簡単で、これからの社会で「ちがい」を生み出せる人がリーダーとなって社会を引っ張っていくわけで、中高一貫校の先生達は、もちろんそういう人に来て欲しいわけです。

ですから、「ちがい」については正しい認識を持つことが大事かと思いますので、是非とも親子で話し合って頂ければと思います。またこうしたことで子供に正しく話す自信が無い場合は、そこはプロ講師である私に任せて頂ければと思いますので、是非一度公式LINEから連絡を頂ければと思います。

12月も半ばを過ぎ、いよいよ受験も佳境に入ってきました。苦しい時期とは思いますが、その苦しさは確実に上っていることの証ですから、顔を上げて胸を張って最後まで受験という山を登りきって欲しいと思います。

冬季講習等でまた生活のペースが変わるかと思いますが、是非ともまずは体調にお気をつけてお過ごし下さい。