中学受験 作文トピックまとめ 公立 私立 中高一貫校対策

2022宮城県立仙台二華中 宮城県立古川黎明中学校

中学受験で実際に出題された作文のお題となったトピックを簡単にまとめて紹介しています。

ただ今回はどちらも課題文が無いまま、直接お題だけ提示されるタイプでした。

二華中の方は

「あなたは、学校生活の中でどのような礼儀を大切にしていますか。また具体的な体験も挙げつつ、なぜその礼儀を大切にしているかを理由も含めて書きなさい」

というお題でした。

これも中学入試・適性検査ではよくある定番の問題です。学校側からすると、礼儀はちゃんとしてて欲しいのは当然ですし、また何故礼儀を大切にしなければならないのかという理由までしっかり理解してる生徒に来て欲しいのは当然ですね。

礼儀について。日常生活において重視するもので誰しもが最初に思い浮かぶのは「挨拶」かと思います。

親御さんの皆さんはお子様に「挨拶」の重要性について説明されたことはあるでしょうか。

「なぜ挨拶はした方が良いのか」「大きな声で挨拶をした方が良い理由」

どの中学でも聞かれてもおかしくない、定番のお題ですから

このあたりはお子さんの中で根本から理解しているのか、言葉にできるかを確認しておいても良いかもしれませんね。

いきなり作文を書けといっても嫌がるでしょうから、まずは口頭でどう思うのかを聞いてみるのが良いと思います。

あまりに勉強然としていると嫌がられますからね。何気ない日常会話の中でちょっと聞いてみましょう。

古川黎明中の方は

「ここ1、2年であなた自身の生活で大変だったことを1つ挙げながら、そうした生活の中でも温かい気持ちになった出来事について書きなさい」

というお題でした。

「学校生活で大変だったこと」「温かい気持ちになった出来事」を書かせるのは、どちらも定番と言える問題であると思います。

大変だったことを聞くのは、これから先の中高の生活の中でも

大変なことは起きるわけですから、その時にどういった気持ちや行動で乗り越えていくのかを示して欲しいという中学校側の思いからです。

温かい気持ちになった出来事を聞くのは、学校生活を送るうえで必ず「優しさ」「思いやり」は必要なわけで

どういうことが「優しさ」や「思いやり」なのかをしっかり言語化できる子であって欲しいという中学校からの思いからです。

どちらも作文の課題で無くとも、親子で話し合ってみて良いテーマだと思います。

少し照れくさいのは分かりますが、これらもタイミングを見て、親御さんから話してあげて欲しいと思います。

お子様の勉強の自主性を育むのに一番良いのは、お子様に親御さん自身が勉強する姿を見せることです。

勉強の価値は押し付けるものではなく、子供自ら気づくべきだと思います。

それを子供だから分からないと無理に押し付けても反発を生むだけです。子供は子供扱いされることを嫌いますからね。

押してだめなら引いてみる。その引きに、放置ではなく、親御さんご自身の勉強の姿を見せてみるのが一番良いと思います。

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愛行舎 田中