2022 都立中高一貫校 入試問題 適性検査より
今回も二題の文章が提示され、それらを読んで後の問いに答えるスタイルです。
まず文章1
科学をテーマにした絵本作家のかこさとしさんの対談。
子どもと言えども、「ギャグ」や「キャラクター」で誤魔化された面白さではなく、真っ当な面白さにぶつかると「もうやめなさい」と言われても止まらないくらい熱中して突き進むことがある。本来人間の持つ「生きよう」という意気込み、興味、好奇心を喚起すれば、あとは子供達がぐいぐい自分から開拓していく。それが子供の本当の意味での発達のエンジンだと述べ。その喚起こそが大人の仕事でもあると筆者は述べています。
文章2
同じかこさとしさんの自身の「科学絵本」を書いた時の姿勢について
科学はなぜそのような答えを出すことになったのかを示す姿勢、そこから考え得る未来、これからどう臨むのが好ましいかという態度、科学観や社会への視点、未来への洞察を書くことが、これからの将来に生きる子どもたちのためには必要だと述べている。
これら2つの文章を読んでのメインの問題は、これを受けて、では本を読む側である子供の我々はどのように読書をしていけば良いのか。400字程度で答えよという問題でした。
中高一貫の中でも特にこうした適性検査系の問題では結構定番のお題ではあります。
どのような姿勢で読書するか。中学、高校と6年間過ごす中で授業だけでなく、自ら学ぶ人であって欲しいわけです。その学びの中でも大きなウェイトを占めるであろう読書。これについての出題は過去限りなく、中高一貫校の過去問に出題されています。どういう姿勢でどういう目的で読書に臨むのが良いか。一度親子で確認してみても良いかもしれませんね。
愛行舎では特に公立の中高一貫校の対策を得意としています。適性検査の要約、意見文がなかなか伸びずにお困りのお子様がいらっしゃいましたら、是非一度ご相談下さい。無料相談だけでも読み方が変わったと言っていただけることも多いです。皆様からのご連絡お待ちしております。LINEを登録し、そこから連絡をお願いします。